どこまでも続いていくだろう。
昔書いた頭のおかしい小説。
続きません。
ここは六本木、するめたちの熱いロマンがエボリューションする場所だ。
「老後のことだってあるしさ。」
不意にコードネーム“マーシャル”がつぶやいた。
「スターだからな、そんなことよりスペード出せよ。」
年下の“トカゲ”がぶっきらぼうに言い放った。
「その空きはとても飛べないよ。トラウマだもん。Joker使うのもったいないし。」
7並べに夢中なトッティーは二人の会話には全く関心のない様子で言った。
コンコン。
ふいにノックの音が響き渡った。
「労働省のやつらか…。」
「ドアちゃんとロックしてあるか?」
急に部屋に緊張が走る。
「大丈夫、前からは入れないから。」
「ていうか、冤罪だし。」
この一言で場の空気が少し和らいだかに見えた。
バン!!!!
「!」
束の間の安堵も蹴破られたドアと共に吹き飛んだ。
「くそっ!臨戦態勢じゃねぇか!」
トカゲが叫ぶと同時にマーシャルが指示を飛ばした。
さすがに百戦錬磨は伊達ではないらしい。
「お前Mじゃん。殴られなよ。」
しかし、マーシャルの指示とは裏腹にトッティーは現在の状況を楽しんでいるかのように言った。
労働省はその間にも間合いを詰めて今にもするめを振り下ろそうとしていた。
「ぐわ!また刺さるし!」
「ママン!」
ドアに近かったマーシャルとトカゲは労働省のエボリューションを受けて卒倒した。
「てっかあんたさー、いっつもピリピリしてない?エリンギ食えよ。」
トッティーは倒れている2人のするめには目もくれず“労働省”と呼ばれるするめに話しかけた。
「そんなことはどうでもいい。次の仕事だ。」
どうやらはじめから2人はグルだったらしい。
「はいはーい。わかりましたよー。次の仕事って?」
トッティーはいつもと変わらぬ調子で受け答えた。
「次の仕事は…。”真紀子を励ます”だ。」
「あぁ、あのエムボマみたいな女ね。」
そう言うと2人のするめは部屋を出て六本木の街へ消えた。
次回へ続く…